行政担当者の方へ

教育プログラム

行政担当者の方々のための教育プログラムは人口推計とロジックモデルとを用意しました。アクティブラーニングを主体とした講義となり、原則出張講義となります。

医療政策を考える際には医療保険と介護保険のレセプトや疾病分類についての医療政策基礎知識が必要になります。

医療政策基礎知識の学習については講義が中心となります。開催案内はこのホームページで行いますが、ご希望に応じて出張講義も行います。


人口推計

将来に向けて政策を立案するために、将来の性年齢別人口がどのようになるかを理解しましょう。地域の人口、わが国の人口、そして世界の人口がどのように変化すると予想できるのか、他の地域とどのような関連が発生するのかを考える方法を学びましょう。

推計方法には単純推計とトレンド推計がありますが、単純推計だけでも大丈夫です。

単純推計

最新データを用いて行う推計です。手法としては最も簡単で広く使われています。学習所要時間は約2時間です。

トレンド推計

過去の推移を数式化し、これを用いて推計する方法です。社会情勢が変化しない場合は単純推計よりも正確になります。学習所要時間は約10時間です。

ロジックモデル

政策を立案するためには現在の問題、10年後を想定した近未来の問題、30年後を想定した遠未来の問題を認識し、解決すべき課題を整理すると良いでしょう。問題の認識方法、整理方法、課題解決に向けての到達目標設定などを学びましょう。

ロジックモデルでは以下の全てを約4時間で学びましょう。ただし、実践するためには実際の課題を用いるグループワークを10時間程度経験する必要があります。

ブレーンストーミングと整理

現在、問題抽出で多用されているのはブレーンストーミングでしょう。思いつくことを次々と書き出していく方法です。書き出した問題を整理する方法としてはKJ法を使うことが多いようですが、私たちは2×2法を推奨しています。ブレーンストーミングを行うメンバーによって問題やアイデアが欠落することがあります。それを見つけやすくする方法が2×2法です。

バリューグラフ

問題を整理できたら、問題解決に向けての政策を考えましょう。その際、表面的な問題の奥に潜む根源的問題を認識すると、解決の道筋が分かりやすくなります。根源的問題を認識することで年次計画も立てやすくなります。根源的問題を認識し、その解決方法から政策を組み立てる手法をフィードフォワードモデルと言い、バリューグラフを使うことでスムーズに進められます。

実践学習

応用力の高い学習方法としてグループワークを中心としたアクティブラーニングを採用しています。

人口推計とロジックモデルについて学んだら、実践学習を行いましょう。庁内でのグループワーク、地域のステークホルダーとのグループワークを重ねることが有効です。一つの政策に対して約10時間がセットになります。


高齢社会医療政策推進セミナー

このセミナーは行政職の方を対象とし、千葉大学の学生と一緒に学びます。

統計データの見方、データを用いた未来予測、そこで発生する問題の解決法、解決するための政策立案と年次計画の作成、政策推進の進捗管理と軌道修正について学びましょう。

このセミナーには入門編と発展編があり、どちらも12時間(大学の授業は90分ですので8コマ)を2日間で開催します。

 

日時:1.2019年度入門編

     (1) 4月19日(金)と5月17日(金)  午前8時50分ー午後4時(申し込み4月16日まで)

     (2) 10月18日(金)と11月22日(金) 午前8時50分ー午後4時(申し込み10月15日まで)

     (3) 12月20日(金)と1月17日(金)  午前8時50分ー午後4時(申し込み12月17日まで)

   2.2019年度発展編

     (1)6月14日(金)と7月19日(金)  午前8時50分ー午後4時(申し込み6月11日まで)

     (2)2月21日(金)と3月13日(金)  午前8時50分ー午後4時(申し込み2月18日まで)

 


場所:千葉大学西千葉キャンパス アカデミックリンクI棟1階「まなび」

講師:藤田伸輔(千葉大学予防医学センター臨床疫学・大学病院高齢社会医療政策研究センター長)

   井出博生(東京大学政策ビジョン研究センター准教授)

 内容:

1.高齢社会の問題把握

2.データを活用した政策推進

  フィードフォワード法:将来のあるべき姿を描いてから現状からそこに至るステップを考える手法です

  課題構造のバリューグラフ:課題に関連する社会の要素を課題とのかかわりをもとに階層化する手法です

  ロジックモデル:政策課題を構成要素に分けて立案していく方法です

対象:行政職の方で政策立案・推進を論理的に行いたい方

   このセミナーでは基礎知識を特に必要としません

   厚生労働統計協会は千葉県の在宅を中心とする医療統計データをまとめ、7月に市町村報告会でその内容を説明しました。

   その際に具体的に活用する方法を知りたいというご要望をいただき、このセミナーを企画しました

   なおグループワークを多用しながらセミナーを進めますので、効果的なグループワークの企画運営方法についても学べます。

 

 アンケートにいただいたご意見

  1.  セミナーの案内チラシの印象が難しい内容ではないかと思わせたが、とても楽しく、もっと詳しく学びたいと思いました。
  2. 今までにない研修でした。データから施策への考えをもっと深めたいと思いました。
  3. 政策ワークシートが少子化→高齢化との順なので少子化で話が進んでしまった。一方在宅をテーマにすると仕事に直接つながってしまうため、逆に話しづらく感じることもあった。
  4. (理解度のアンケートで)興味深いにしたのは、もっと時間をかけてまにびたかったからです。KDBデータ分析サービスは紹介にとどまったので、もう少しお話聞きたかったです。しかし先生の言う通り、まずは課題構造、ロジックモデルをつっくて、職場内、上司と共有するところから必要なデータ、推計を持ってくるにはどうしたらを考えた方が効果的ということは理解できました。多職種と共有するためのグループワーク手法も参考になりました。
  5. データ活用の詳細についても、受講する機会があれば、また検討したいと思います。ありがとうございました。
  6. 在宅医療、介護連携推進事業の計画らしいものができず、悩んでいたので、今日の内容は参考になりました。「仮の目標をたてて、とりあえず推計を出せばよい」の一言が、とっても気持ちを軽くさせてくれました。とりあえずやってみようと思います。ありがとうございました。
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7月29日研修会のスライド
NDBとKDB.pptx
Microsoft Power Point プレゼンテーション 3.3 MB