Child Scientists Laboratory 2050
2050年を目指して、こどもたちをサイエンティストに養成することを目指した取り組みです。
サイエンティスト、それはものごとを論理的に考える人。
サイエンティスト、それは興味を失わず努力する人。
サイエンティスト、それは時代を切り開く人。
さあ、あなたもサイエンティストになりましょう。
Karada Scientists Laboratory 2050
からだの中の科学を学びましょう。理科で機械のしくみを学びますが、同じしかけがからだの中にもあります。からだをおもしろく学びましょう。
千葉市科学館で2日間にわたり開催します。
午前中90分間、午後60分間。
とっても長い気がしますが、
きっとあっという間に終わってしまいます。
もっともっとからだのしくみを知りたくなるでしょう。
Google Meetsを使ってオンラインで実施します。スマートフォンやタブレットでも受講できます。
1つのIDで1台のみ参加できますので、保護者の方など参観を希望される方は別途お申し込みください。(参観者の方は無料ですが教材を送付しません。)
毎日9時から17時まで実施します。おおよそ1時間に10分の休憩を設けます。昼休みは12時から13時までです。
お申込みいただいた方へ受講料の振込先をお知らせします。
受講料を払い込んでいただいた方へ7月中に教材を送付します。
教材
Micro:bit、BitPak(SwitchScienceから購入できます)
その他に工作用紙や絵の具などがあるとかっこう良いものをつくれます。
2021年度は左のCSL2050の一部として開催します。
何が起きるのか
どう解決するのか
何を準備するのか
自分で考え行動しよう
2018年度こども見学デイ夏・冬は無事終了しました。
開催日: 平成30年8月1日から3日、30年12月26日と27日
教育目標:1) 少子高齢社会の問題点把握、2050年の社会像(少子高齢社会の深刻化・労働と幸福・コンピュ
ータの活用)とその対策
2) コンピュータの活用としてMicro:bitプログラミングを学ぶ(電気工作、変数の扱い・if節・ルー
プなど基本骨格の活用)
3) グループワークを繰り返しプレゼンテーション力、交渉力を向上させる
教育効果:1) 講義およびグループ討論により理解が深まっていた。その成果を最終日のプレゼンテーション
で確認できた。
2) 電気工作(電池ボックスの作成)は予定より2時間余分に要したが、全員達成することができ
た。+極と-極の短絡で動作しないばかりか発熱することも体験できた。
3) 2日目午前まで小学生と中学生が対立していたが、2日目午後には討論が成立するようになり、
3日目には協力してプレゼンテーションをまとめることができた。
プログラム終了後、自ら学習課題を設定して勉強し、プログラミングにも取り組んでいると府警
より報告があった。
教育体制:教員1名、補助教員1名。
少子高齢社会の問題を理解すること、その対策を考えることという目標は達成することができた。対策の中ではコンピュータの活用が不可欠であるため電子工作、プログラミング、AIシステムの紹介を行った。準備段階では他の教員からカリキュラムが過密であること、2050年問題とプログラミングの関係が受講生に理解しがたいのではないかという懸念、プログラミングにおいて変数に配列を含めていることif else節を含めていることが高度過ぎるのではないかという懸念が表明された。結果としてはこれらの問題は杞憂であった。学生は興味を持てば分野の違いも、課題の困難さも克服できた。
ほぼすべての内容をアクティブラーニングによって構成した。課題に対して正解は一つと思い込んでいる学生もいたが、課題さえ解決すれば手段やプロセスを問わないことを教える手段と、プログラミング導入として、人間ロボット「ボロット君」に対してカード式プログラミングを実施した。課題は教室内の椅子に座ったボロット君を廊下まで到達させることであり、「前へ7歩進む」「右を向く」「障害物があれば止まる」といった指示をカードに書き、それを読み上げることでボロット君がその通りに動くというゲームである。どのようなコースを選んでも良いし、面白い動作を加えても良い、教室のどちらの出口を使っても良い、近道にこだわってもわざと遠回りしても良いことを学んだ。この効果はとても高く、以後のグループ討論は活性化し、その後のMicro:bitプログラミングでもサンプルプログラムを無視して自分で考えたため、全員のプログラムが少しずつ異なるが、目標通りに作動するゲームを作成できた。
対象学生を小学生5年生から高校3年生までとし、人数の不均等はあったが年齢分布については目標通りの参加者を得ることができた。年齢を幅広くした目的は都会の子供たちの社会が年齢別成績別に層化されていて、異なる年齢の子供と一緒に遊んだり学んだりする機会がほとんどないことを改善することを目指したのと、年齢が異なっても知識量が異なっても対等に討論し一緒に課題解決できることを目指したからである。年齢差については小学生はあまり意識していないというか、敬語を使ったりすることに慣れていないところがあった。一方中学生は小学生が自分たちの指示に従うことを強く期待し、思い通りにならないことを快く思っていなかったようであった。電子工作とアイスクリームの食べ方の工夫発表で、年齢によらず色々なアイデアがあることを知り、プログラミングでは小学生が中学生に頼るところもあり、相互の歩み寄りでフラットコミュニティーを構成することに成功した。少子高齢社会では世代間交流、多世代協働がますます重要性を増すと思われるため、今後もこのような年齢幅の広い学習環境を提供していくことが重要と考える。
プレゼンテーション能力の向上については、ノートの取り方の指導を行った。2日目まで自由にノートを取らせていたが、プログラムが過密なこともありほとんどノートをとれていない学生も少なくなかった。そこで一人一人のノートを添削し、書き方、見やすさの工夫を指導した。このプロセスの効果により最終日のポスタープレゼンテーションでは見やすさ、重要事項の強調、楽しさを演出する挿絵など工夫を凝らしたものとなった。
アクティブラーニングには教育効果を高めるという目的と同時に、主体的に学習(むしろ課題解決)に取り組むことが面白いと実感させる目的がある。今回面白さの実感は十分得られたようである。
今回のプログラムをやってみたいと思われる教員の方にはプログラム、および指導マニュアル(教員補助に提供したもの)を提供します。アドバイスの提供、および藤田が実演することも大学規定による日当と交通費でお受けします。遠慮なくお問い合わせください。
<参考> <開催要項>
参加資格:小学5年生から高校3年生までの方
全日程参加できること
募集人員:40名
募集期間:6月1日(金) - 7月20日(金)
開催日時:8月1日(水)午前9時ー午後5時
8月2日(木)午前9時ー午後5時
8月3日(金)午前9時ー午後3時
開催場所:千葉大学西千葉キャンパス アカデミックリンクセンター
参加費 :無料(昼食は各自でご用意ください)
参加申込:無事終了しました。
開催目的:わが国では子供が減りお年寄りが増加しています。このため労働力の減少し、文化継承者も減少しています。またお年寄りの増加や医療の高度化によって医療費や介護費が増加しています。それでなくても日本は税収より支出が多い状態が続いており、経済的にも厳しい時代が来ると予想されています。
このような事態は人工知能(AI)によって改善することも期待できますが、同時に様々な改革をしなければならないでしょう。しかし2050年には現在社会で活躍している人々はほとんどリタイアされているでしょう。つまり今学生である方々が2050年に向けた問題を認識し、解決のための努力を始めなければならないのです。
次世代のリーダーを養成する目的でこの講座を開催します。
開催内容:千葉大学普遍教育(1・2年生対象)の講義内容をわかりやすく説明します。それをもとにグループで討論します。アカデミックリンクセンターの図書を使ったり、インターネットを使ったり、まわりの方々にインタビューしたりして知識を深めるアクティブ・ラーニングを体験しましょう。
コンピュータの機能は機械の制御、情報の収集、情報の解析に大別されます。イギリスBBCが開発したMicro:bitを使ってロボットの原型となる制御を学びます。プログラミングの基礎を学びましょう。情報の収集ではインターネットを用いて演習しましょう。そして情報の解析では大学で行っている解析と、人工知能について学びます。
8月1日 「2050年問題 解決するのは君だ」講座の説明
少子高齢社会の推計(講義)
少子高齢社会でどう生きるか(グループワーク)
8月2日 AIでどうなるか(講義)
AIをどう使うか(グループワーク)
8月3日 少子高齢社会を乗り切る(グループワーク)
少子高齢社会をこうやって乗り切る(発表会)
講座の成果は夏休みの自由研究としてご利用ください。
発表会はどなたでも参加することができます。
学校教員等で講義とワークショップの見学を希望される方は別途ご相談ください。
必要物品:スケッチブック、筆記具(色鉛筆を推奨します)、お小遣い
(Micro:bitは無償貸し出しします)
問合せ先:千葉大学予防医学センター臨床疫学(千葉大学病院地域医療連携部内)
電話:043-222-7171内線71317