私たちが暮らす日本は第二次世界大戦後に三角形の人口ピラミッドを前提として社会設計されました。教育、政治、就労、社会保障、社会インフラなど全てが0歳児が一番多く、高齢になるほど人口が減少することを前提としています。しかし経済発展、長寿化によってその前提が大きく崩れています。
例えば教育では就労を60歳までととらえ、教育すべき教科とその内容が教育課程として定められています。主要教科については時代の変化によって改訂が重ねられてきました。しかし健康分野では60歳までの健康維持に重要な身体と生活習慣作りを目指した保健教育を行っています。言い換えると高齢者にとって大きな問題であるがんや認知症、あるいは生活習慣病の教育はほとんど行われていません。臨床疫学で疾病対策を考えると、健康や疾病に対する知識の普及が第一に問題となります。
予防医学では病気にならないようにする一次予防、病気に対して早期発見早期治療を行う二次予防、進行した病気を治療する三次予防に分けて考えます。誰も病気になりたくはありませんので、一次予防はとても大切です。一次予防についても医学は大きく進歩していますが、その知識が国民に提供されていないのが現状です。商魂たくましい方々が自分たちの都合の良い宣伝文句でゆがんだ知識が広がってしまっています。その嘘を見破る方法を伝え、自分で正しく判断できるようにこども教育、成人教育、高齢者教育、行政担当者教育プログラムを設計しました。
テーマ別には
未来を見据えた科学的な人材(こども)の養成
未来がどうあるべきか、健康・幸福とは何か、を考えます。
望ましい未来を作るためのプログラミングに挑戦しましょう。
Karada Scientists Laboratory
からだを科学する人材(こども)の養成:小中学校の理科でならうことと対比して人体への興味を育てます。
企業への健康教育:活力ある企業にするため、生活習慣病やうつについて学びましょう。
Global Scientists Laboratory
世界的視野を持った人材養成
WHO、OECD、UNなどから発表された国際比較の文章を読みましょう。
世界を見ることで日本が見えてくる。
千葉大生(大学・大学院)限定、Python勉強会を実施します。
9月11日西千葉、11月29日西千葉
11月30日亥鼻
お申込みはこちら:
https://docs.google.com/forms/d/1bVKGyXA61Ijmab8CwnCxXfWG_5OoaXjWE-OGxBBrWoU/edit
少子高齢社会がどのようなもので、2050年にはどうなると予想されるのかを考える必要があります。2050年は今8歳の子供が40歳になります。小中学生が働き盛りになっているはずです。その時今予想されるよりも暮らしやすい日本にするには子供たち自身が今から考えて行動する必要があります。
2050年に向けて教育要綱にはないが学ぶべきこととして次の4点を重視し、セミナーを行っています。
これらの項目には答えはなく、考え続けなければならないものです。
100歳を超えて生きる方が珍しくはなくなった今日、退職後の人生は40年を超えるかもしれません。何をして過ごすのか、生活費はどうするのか、健康への配慮はどうすべきなのか、両親やパートナーへの介護はどうすれば良いのか、どのような最期を迎えたいのか、死後どのようにしてほしいのか。一切のタブーを取り払い一緒に考えるセミナーを開催します。
医療と介護の一体化という政策に従って市町村と都道府県の役割が組み替えられています。世界的にも例を見ない少子高齢社会を突き進むわが国では先人の知恵を借りることもできません。自分たちで考え、行動しなければなりません。しかし何かをしようとすると反対意見も多く途方に暮れているのではないでしょうか。
問題の抽出、解決の方針策定、政策の立案、実態に合わせた方針の修正について具体的な進め方を学ぶセミナーと、実際に政策を進めるためのコンサルティングを行います。
講義形式の授業ではなく、学習者が主体的に調べ、実験し、討論し、教えあい、理解を深めていくように設計された授業形式です。学習者が主体的に勉強を進めることでより深く理解し、応用力の高い学習を進めることができます。アクティブ・ラーニングでは何を学ぶかを学習者自身が決めるため、指導者が設定した範囲の知識を体系的に獲得できない可能性がありますが、設定していない範囲や設定した以上に深い知識を獲得することもしばしばです。
アクティブ・ラーニングには夏休みの自由研究などのように課題を決めないもの、ロボコンのように課題を決めて創意工夫を競うもの、社会見学などのように街に出かけて学ぶもの、グループ討論を重ねて討論技術を高めるもの、など様々な形態があります。「2050年問題 解決するのは君だ」では基礎知識を提供し、学習の方向性を定めるための講義を行いますが、学習の主体は将来の課題会に向けたグループ討論です。討論を深めるためにはアカデミックリンクセンターの図書館を活用したり、両親などにインタビューしたり、ネットで調べたりすることも必要になるかも知れません。
2050年問題については現時点で解決策は不明です。今回のワークショップで結論が出るはずもありません。将来のことを考え、課題解決のためにその後ずっと考え続けることが需要であり、参加された方がこれをきっかけとして考えを深め、思いついた解決策を試行し改善していく社会のリーダーになってくれることを願っています。
現在の小学生が40歳を超えるころ、つまり社会の主体となるころ、インドやブラジルなどでも高齢化が進み地球全体が高齢社会となると思われます。そのころまで人類の人口増加が続いていた場合食糧問題は非常に厳しい状況になっているかもしれません。悲観的に考える人々はそれまでに大規模な戦争が再び起こり場合によっては人類が滅亡することにもなりかねないと予想します。
一方楽観的な人々はAIが発達し農業や水産業が画期的に効率が高まり食糧問題は解決し、人間はほとんど働かなくても暮らしていけるようになると予想します。
どのような社会になるかは誰にもわかりませんが、30年後にあるべき社会を見つめて、そのために必要なことや改革すべきことを考え、今から準備していくことが重要です。少なくとも社会のリーダーを目指す君にはこの夏から2050年を見つめて行動してもらいたいと思います。そんな子供たちを応援するプログラムがScientists Lab (SL2050)です。
SLと言えば蒸気機関車(Steam Locomotive)を思い浮かべた方もおられるでしょう。このSTEAM、教育界で話題になっています。
Science: 科学
Technology: 技術
Engineering: 工学
Art: 芸術
Mathematics: 数学
の頭文字をとったものです。でもSL2050で扱うSTEAMは以下の7分野です。
Science: 科学
Technique: 技術
Ethics: 生命倫理 & Economy: 経済
Art: 芸術
Mathematics: 数学 & Medicine:医学
SL2050は以下の4分野を予定しています。
ExcitingSL2050:からだを科学する(小学生から成人)
ChildSL2050:2050年問題 解決するのは君だ!(小学5年生から高校3年生)
FeedforwardSL2050:フィードフォワードサイエンティスト養成(小学5年生から中学3年生)
GrobalSL2050:グローバルサイエンティスト養成(高校1年生から高校3年生)
詳細はこども教育のページをご覧ください。
Micor:bitを使いやすくするプログラムを提供します。
Micro:bitにはスクラッチに似たブロックエディタがあります。プログラムを作り、モニターで動作を確認し、それをMicro:bitに転送して工作する。プログラミングと電子工作を一貫して学べます。ブロックは日本語化されているので、トランプで7並べを遊べる方ならだれでもプログラミングできるようになります。見た目は子供のおもちゃのようですが、JavaスクリプトもPythonも扱えるので、発展も簡単です。なによりブロックエディタだけでプログラミングに必要な要素はほとんど学べます。データベースは無理? いいえ。Bluetoothを使うとサーバとの連携も可能です。
数字型配列を使ったサンプルプログラムです。
カタカナで文字を表示します。
ABゲームのサンプルです。
ABゲームに得点表示と試合経過表示を追加しました。